すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

WealthNavi 2020年の振り返り

今年のWealthNaviの成果です。

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3月6日から5月31日までは、評価額が投資額を下回っていた。

昨日の産経新聞によると

日経平均株価は30日、年末株価として31年ぶりの水準をつけた。新型コロナウイルスの感染再拡大で、企業や家計が先行き不安を抱えている現実から乖離し、株式市場は歴史的な高水準に沸く。主要中央銀行の桁違いの金融緩和を背景に、行き場を失ったマネーを吸い込み膨張し続けている。 

 とある。

本日時点で+¥73,934(+15.73%)で、今年最高の評価額である。
なお、6月までは毎月1万円の積み立てであったが、7月からは毎月2万円の積み立てとした。

昨年(2019年(令和元年))の成果はこちら 

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一昨年(2018年(平成30年))の成果はこちら 

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 そして寄付の結果ですが、核図表の5千円に留まった。 

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寄付をしたい案件を見つけても、既に目標額を達成してしまっているなど、なかなか思うような寄付が出来ない一年であった。来年は、本日の利益額の半額相当(3万7千円)から今年行った寄付の金額を差し引き、3万2千円程度の寄付をしていきたいと思う。


出来るだけ幅広い影響を与えられるよう、基礎研究分野や、日本の伝統文化に資するようにしていきたい。

核図表(Chart of the Nuclides)

 核図表とは、原子番号(atomic number、陽子(proton)の数)を縦軸に、中性子(neutron)の数を横軸に取り、原子核(atomic nucleusを並べた表である。

 

よく知られている表に周期表(the periodic table of elements)がある。これは、物理的・化学的性質が似た元素(element)が縦の列に並ぶように、元素を配列した表である。

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核図表の裏に、周期表が描かれています

核図表では元素は行として示され、それぞれの行の中に複数の原子核が表示されている。

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例えば、水素(原子番号1)の行(上の図の赤い破線)を見てみると、

左端に「中性子数がゼロ個の水素原子」(軽水素、protium、Hydrogen-1)が配置されている。そこから右に順に、「1個の中性子を含む水素原子」(重水素、deuterium、Hydrogen-2)、「2個の中性子を含む水素原子」(三重水素、tritium、Hydrogen-3)と並び、右端が「6個の中性子を含む水素原子」(Hydrogen-7)となっている。


つまり、原子番号1の元素(水素)は現在、7種類の原子核が確認されていることを示している(「確認されている」とは、「人工的に生成している」ことを含んでおり、必ずしも、「自然界で発見された」ことを意味しない)。

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なお、上の図の赤い矢印で指した、陽子数がゼロ、中性子数が4の箇所は

4つの中性子から構成された状態を表し、東京大学のウェブサイトによれば、tetraneutron nucleusや、テトラ中性子共鳴と表現されている。

 

ウラン(Uranium、原子番号92)よりも原子番号の大きい元素(つまり、原子番号が93以上の元素)を超ウラン元素(the trans-uranium elements、transは「超える」という意味の接頭辞)と呼ぶ。今のところ、自然界で存在を確認された超ウラン元素ネプツニウム(Np、neptunium)、プルトニウム(Pu、plutonium)だという(つまり、その他の超ウラン元素は人工的に生成されているとのこと。そして、未知の元素を人工的に生成する際の予測に、核図表を用いているのだという)。

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我らがニホニウム(Nh、nihonium)は原子番号113の行である(下図の赤破線部分)。

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原子番号92を超える元素(超ウラン元素)の原子核は一般的に、1秒にも満たない短時間の内に崩壊して、別の原子核に変化してしまう。ただし、陽子数と中性子数の組み合わせにより、崩壊しにくい(崩壊までの時間が長い、長寿命の)原子核の存在が予測されており、核図表では太い枠で囲って表現している。核図表では、太枠の原子核が集まって分布しているように見えることから、この部分を「安定性の島(the island of stability)」と呼んでいる。

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今のところ存在が確認されている、原子番号が最大の元素はオガネソン(Og、Oganesson)であり、原子番号は118である。それだから、原子番号が119以上の原子核については、名前は無くただ質量数(陽子と中性子の数の和。Mass number)で表現されている。

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和名や英語表記は、各種研究機関のウェブサイトや、Nature、Britannicaのウェブ版から引用しています。

寄付の記録(令和2年)

寄付の返礼品が届いた。 

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いただいた核図表(Chart of the Nuclides)

大きさの比較のために、セミB5サイズのノートと並べて

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伸ばすと、畳2枚程度になります。

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寄付金を元に、茨城県福島県の高等学校、全国の主要なSSHスーパーサイエンスハイスクール)校などに順次配布されていくという。

母国語で最先端の研究分野に触れることは、科学技術を担う人材の裾野を拡大する上で、非常に重要なことだと思う。

英語についての備忘録

総理の英文ツイートが騒動になっているらしい。

その英文についての解説動画がYoutubeに上がっている。


英語が稚拙?!-菅総理のトランプ大統領への英語ツイート

他の動画も見てみたが、なかなか信頼できそうなので、自分の備忘用に残しておきたい。

今回検証する原文はこちら

Dear President Trump, I was very worried about you when I read your tweet saying that you and Madam First Lady tested positive for COVID-19. I sincerely pray for your early recovery and hope that you and Madam First Lady will return to normal life soon.

この文について、以下のような論点が出ている。

 

1.I was very worried …と過去形にしている表現がおかしい

  (まるで、「今現在は心配していない」ように思える)

 ⇒この表現で特に問題は無い

  (「今は心配していない」と取られる懸念は無いとのこと)

 

2.Madam First Lady

 ⇒the First Ladyの方が適切

 

3.early recovery

 ⇒speedy recoveryやquick recoveryの方が自然。

 

プログレッシブ英和中辞典を紐解いてみると

 ・early(形容詞)-早い時期[段階]に起こる:初期の、早期の、<時刻が>早い

  等とあり、例として

  early spring:早春、early morning:早朝

 

 ・speedy(形容詞)-速い、迅速な、たちまちの、即時の

  で例えば

  a speedy reply:即答

 

 ・quick(形容詞)-機敏な、<進行・手順などが>即座の、急速な

  等とあり、例えば

  a quick grower:(植物など)生長の早いもの

 

とあるので確かに、speedyやquickを使った方が望ましく思えてくる。

もしかすると、earlyを使った意図としては、「早い段階での回復を」という意味にしたかったのかも知れない。

 

4.hopeは実現可能性が低い場合に使う単語なので不適切

  ⇒この表現で特に問題は無い

 

5.you and Madam First Ladyと言う文が2度出てくる

  ⇒例えば2度目の箇所をyou both(あなた方お二人とも)に言い換えた方が良いのでは。

 同じ言葉を繰り返すと、稚拙に見えてしまうのは、日本語でも同じことでしょう。

だから別の表現で言い換えもするし、書かなくても意味が分かる言葉はあえて書かない方が、文章が締まって見えるというものと思われる。

  

以上の指摘を踏まえると、こうなる。

Dear President Trump, I was very worried about you when I read your tweet saying that you and the First Lady tested positive for COVID-19. I sincerely pray for your speedy recovery and hope that you both will return to normal life soon.

 

なお、今回の英文ツイートの解説のほかに、

POTUSは米国大統領(President of the United States)

FLOTUSは米国大統領夫人(First Lady of the United States)

との解説もあった。

POTUS、FLOTUSは、プログレッシブ英和中辞典、ジーニアス英和辞典、ロングマン現代英英辞典を見ても見つけられなかった。確かに、受験英語で使うような単語では無いのだろう。

確定拠出年金の移管

確定拠出年金の移管が必要になった。今回取り得る選択肢は、

 

1.確定拠出年金(企業型)で運用してきた年金資産を、新たな確定拠出年金(個人型)に移管(移管のみで、今後は掛金を拠出しない)

2.確定拠出年金(企業型)で運用してきた年金資産を、新たな確定拠出年金(個人型)に移管し、掛け金を拠出

3.国民年金基金連合会に移管(確定拠出年金(企業型)の加入者資格喪失から半年経過すると、自動的に移管されてしまう)

 

上記のは運用指図が出来るが、は出来ない。

なお、1ヶ月当たりの管理手数料は、:326円、:431円、:52円とのこと

の金額は、資産管理機関・運用商品提供機関によって異なるかもしれません)。

 

運用指図もできず、ただ手数料が差し引かれてしまうは論外として、結局を選択することとした。

 

確定拠出年金」と言う名前は、なかなかイメージがしにくいところがあるので自分なりに解釈すると、

 

確定:毎月決めた掛金(必ずしも一定額ではなく、毎年見直すこともできるようです)

 

拠出:一定の目的(今回は、年金資産形成)のために、(掛金を)出し合うこと。その掛金を企業が負担する制度を「企業型」、給料から負担する制度を「個人型」と言う。

 

年金:(60歳以降に)一定の金額を定期的に給付される制度によって支払われる金銭

   (新潮国語辞典から)

 

掛金は確定(加入者が決める)しているものの、運用次第では年金資産は増減する。結局のところ、加入者(将来の年金受給者)の自己責任ということです。

ルリヤナギの花が咲きました

今年も、ルリヤナギの花が咲きました。

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ルリヤナギ(瑠璃柳)

ルリヤナギと言う植物を初めて見たのは、2010年(平成22年)7月、松江にある小泉八雲(ヘルン、Patrick Lafcadio Hearn)旧居を訪れた時のこと

日本家屋の玄関先の、白砂を撒いた庭からひょろひょろとした、人の背丈ほどの植物が植わっている。一見、柳のようにも見えるけれども、葉が垂れ下がっている訳でもない。その日は名前も分からないままだったが、強く印象に残った

 

それから1年後、2011年(平成23年)3月6日の読売新聞日曜版の、資生堂名誉会長 福原義春氏の「心の風景」で、「ルリヤナギ」と言う名前を知る。

福原氏のお父様は、小泉八雲旧居の苗を頂いたとのことだが、我が家では早速、通販で買い求めることにした。

 

 去年の様子はこちら

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 その後戦争になり、父が亡くなり、私が米国に住むようになったりして松江を訪れることがなかった。数年前に機会あって松江に立寄ったが宍道湖畔の景色は以前のままとしても、道路は広くなり、古都の俤(おもかげ)は薄れた。
 しかしヘルン旧居のルリヤナギはますます繁茂していてほっとした。 

福原さんも、あの木をご覧になったのですね。そう思うと、少し嬉しい。