すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

CTで分析した結果を3Dプリンターで復元(読売新聞の記事から)

読売新聞 平成30年2月9日 夕刊から

京都国立博物館四天王寺大阪市)は、同寺が所蔵する平安時代のお守り「懸守(かけまもり)」(国宝)をコンピューター断層撮影法(CT)で分析した結果、如来像などを掘った「仏龕(ぶつがん)」が納められていたと発表した。懸守は金銀細工などで飾られた木製の小箱で、貴族の女性や子供が旅の安全などを祈願して首から下げた。同寺には7点が伝わり、その中で桜の花をかたどったもの(縦6.4cm、横7.3cm)の中に、円柱形の仏龕(直径2.3cm、高さ5.5cm)を確認した。仏龕は開く構造になっており、開いた断面に如来立像や香炉などの供養具が彫られていた。3Dプリンターで復元した仏龕を3月11日から、懸守は4月21日から、それぞれ5月6日まで同寺で公開する。」

こんなに小さな物体を、CTで分析して3Dプリンターで精巧に復元できるということに心を打たれました。