すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

八重垣神社

八重垣神社の正面の、夫婦椿です。

f:id:Aru-Kaishain:20190330202714j:plain

連理玉椿

「出雲八重垣、祈願をこめて、末は連理の玉椿」
連理玉椿(夫婦椿ともいう)は昔稲田姫命が二本の椿の枝を御立てになられた
それが芽を吹き出し一身同体、愛の象徴として神聖視されるようになり、
木が枯れても境内には二股の椿が発生すると伝えられ、現在境内に三本の夫婦椿があります
年により二葉の葉も現れることもあります東京資生堂花椿会は此の玉椿の名木を
神聖視し、発展されておりここにも美容調整の御神徳があります。

 後ろを見ると、確かに二本の木が融合しているように見えます。

f:id:Aru-Kaishain:20190330221556j:plain

八重垣神社のお社です。参拝者が多く、正面からの撮影はできませんでした。

出雲地方の神紋は、亀甲紋が多いようですね。

f:id:Aru-Kaishain:20190330221715j:plain

八重垣神社由来記

f:id:Aru-Kaishain:20190330222128j:plain

八重垣神社由来記

  早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたい 
という歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、
高天原第一の英雄素盞鳴尊と国の乙女の花とうたわれた稲田姫の御夫婦がおまつりしてあります。
 素盞鳴尊が八岐大蛇を御退治になる際斐の川上から七里を離れた佐久佐女の森(奥乃院)が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫をお隠しなさいました
 そして大蛇を退治して、
八雲立つ出雲八重垣妻込めに八重垣造るその八重垣を」
という喜びの歌をうたい両親の許しを得て
「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」という出雲神楽歌にも
ある通りこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき
掠奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として、又家庭和合、子孫繁栄、安産、災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司藩主の崇敬が厚く
御神徳高い神国出雲の古社であり名社であります。
境内には夫婦椿、傑作な狛犬、神社界日本最古の壁画、鏡の池、八重垣連山(百穴)等あります。

 他に、素戔嗚尊稲田姫の壁画もありましたが、撮影は出来ませんでした。

 お社の後ろの奥の院の入り口にも、夫婦椿がありました。 

f:id:Aru-Kaishain:20190331150508j:plain

鏡の池です。底に沢山の占い用紙が沈んでいるのが見て取れます。

f:id:Aru-Kaishain:20190331150729j:plain