白熱電球のフィラメントに、石清水八幡宮境内の竹を用いたことから、エジソン記念碑が建てられている。
左側の碑文は
Genius is one per cent inspiration and ninety-nine per cent perspiration.
(天才とは1%のひらめきと99%の努力である)
perspirationは
polite word for sweat(汗(sweat)をより上品に表現した語)
Cambridge Dictionaryから
であり、それを「努力」と意訳したのだという。
西暦1879(明治12)年にトーマス・アルバ・エジソンが灯火の革命ともいえる炭素白熱電球を発明しこの石清水八幡宮敬愛に生えている竹が電球の命ともいえるフィラメントの材料として最も適していることを知り電球発明の翌年から十数年もの永い間この竹を使ってたくさんの炭素電球を造り世界の人々に電灯のありがたさを知らされました。つまり、この八幡の竹が炭素白熱電球の実用化に大きな役目をつとめたのです。
そこで1929(昭和4)年に電灯発明50年を記念して世界各国で電灯黄金祭が催された時、日本もこれに加わり記念事業の一つとして電球の発明と切っても切れない関係にあるこの土地に記念碑を建てエジソンの功績を永久に伝え讃えることになったのです。
最初に建てられたのはこの境内北側に続く場所でしたがエジソン彰徳会の手で昭和33(1958)年にここに移され更に昭和59(1984)年10月に現在の姿に再建されました。注:括弧内の邦暦、西暦は転記の際に補ったもの
参道に入る
南総門から本殿が見える
結界なのだろうか
右の「御大礼」のフォントは、何と言うのだろう
笑われるのを恐れるよりは、
心にないことを言うのを恐れなければならない。
「幸福者」という著作からの出典だという