すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

NHK新春能狂言から「小鍛冶」を見る

喜多流、喜多能楽堂

三条宗近と向こう鎚を打つ稲荷神の化身

向かって右の青い装束が三条宗近、左が稲荷神の化身。頭に狐の目印を付けている。

この演目から着想を得た、浅田次郎の「沙髙樓綺譚」(さこうろうきたん)という作品がある。

沙髙樓綺譚

目次

小鍛冶言及部分

平安の昔、ときの一条帝より太刀を急ぎ打てとの勅諚を賜った三条宗近が、童子に姿を変えた伏見稲荷の相鎚を得て、みごと一夜にして神剣「小狐丸」を打ち上げる、という物語でございます。