すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

自由民主党総裁選立候補者への質問&回答(2/4 河野太郎候補)

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2番目は、河野太郎候補

緑字が質問、太字協調部分は、私が重要と考えたところです。

 

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A.【三本柱についてのお尋ね】

1.護る会は、天皇陛下のご存在をお護りするために、父系一系による皇位継承を安定させる仕組みをつくることを提案しています。

 現況は、旧宮家からの皇統復帰を中心に置く提言書を、歴代総理に手交済みです。この課題をいかがお考えでしょうか。

 護る会は女系天皇や、それに繋がる女性宮家の創設に反対しています。それについても具体的に言及しつつ、お答えを願います。

 

皇位継承の安定については、貴会と問題意識を同じくするものです。具体的には、現在、政府に設置された天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に関する有識者会議」の議論を尊重したいと考えます。

 

2.護る会は、中国・韓国をはじめ外国による国土侵蝕を阻止し、国土を回復することを提案しています。

 現況は、第一歩となる重要土地調査・規制法が成立、これを基に前進する段階です。この課題をいかがお考えでしょうか。

 

貴会のご提案のとおり、国土の侵蝕の万全たる阻止は、政府の重要な責務です。我が国の安全保障上、重要な地域での土地利用を規制する法律として制定いただきましたが、政府においては、同法に基づき、具体的な対応が進むことがその第一歩と認識しております。

 

3.護る会は、日本のインテリジェンス能力を高め、いわゆるスパイ防止法を制定することを提案しています。

 現況は、これに関連する経済安全保障の17か条を政府に提示しています。この課題をいかがお考えでしょうか。

 

貴会がご提案されているスパイ防止法については、今後勉強を重ねていきたいと思いますが、経済安全保障を進めていく上で、とくに日本の「戦略的自律性」の維持・強化と「戦略的不可欠性」の獲得を目指した、経済安全保障の具体策を進めていく必要があります。すでに経済安全保障に関する戦略の早期策定、さらには、経済安全保障一括推進法(仮)の制定に向け、様々な準備が進められているところであり、こうした動きを加速推進していく必要があると考えています。

 

B.【目前の重大課題についてのお尋ね】

1.中国の武漢から始まった感染症は、日本国民と世界の民の命を奪い、生活と絆を破壊し続けています。政府の緊急事態宣言をはじめとする対応は、充分な効果を挙げているとはとても言えません。ワクチン接種も自治体での接種や職域接種が積極的に行われようとするときにワクチン供給が滞るなど遅れの問題が解消されたとは言えません。

 〇〇立候補予定者が総理総裁となられれば、感染症を一日も早く収束させるために、いかなる対策を、失敗の教訓も踏まえて執られるでしょうか。

 

 新型コロナウイルスについて、最新の科学的知見に基づいて、わかっていること、わからないこと、できること、できないことをしっかりと国民と共有し、謙虚に、わかりやすい議論をしながら決めていきます。また、ワクチン接種を迅速に進め、必要な三回目接種の準備を進めると共に、ワクチン2回接種後の経済・社会の平常化プログラムを提示します。

 今後想定される第6波においては、必要と判断される時には思い切った人流抑制で感染拡大をおさえます。また、今後のさらなる感染症拡大にも対応できるため、高度な専門性を有する人材を育成し、また、地域間で融通可能とする安全・安心な医療提供体制を拡充すると共に、重症化を避ける治療薬と国産ワクチンの開発を強力に支援します。

 また、今後も想定される変異株の国内への流入を遮断するため、より強力で実効的な検疫体制の確立に努めます。

 

2.この感染症によるパンデミックは、日本国民の仕事をも不当に奪い、経済全体が「需要の一気消滅」といったかつてない壊滅的打撃を受けています。

 政府は生活への直接支援、あるいは中小零細企業をはじめ産業支援を遂行してきました。しかし生活苦に直面する国民は多く、格差は拡大し、産業も業種による状況の差が大きくなっています。

 〇〇立候補予定者が総理総裁となられれば、これらを急速に克服するために、いかなる新規対策を執られるでしょうか。

 

 産業に関わらず、コロナによる需要消滅の影響を受けた中小零細事業者に必要な資金や支援を速やかに行えるよう、政府としての基盤を整えます。短期的には、ボトルネックとなっている事務に関する人材の投入中長期的には、デジタル技術を用いて、プッシュ型、ワンストップ型の対応ができるよう、より機能の高い政府にしていきます。

 

3.パンデミックは、今や変異株によって若い命をも奪い、保育園から大学・大学院に至るまで教育現場にかつてない危機と困難をもたらしています。この事態への対策も、行く届いているとはとても言えません。

 国の未来を担う国民を直ちに救うために、〇〇立候補予定者が総理総裁となったとき、いかに有効な策を遂行されるでしょうか。

 

 教育の現場におけるデルタ株による感染拡大も見逃すことはできません。教育の継続を重んじながら、子どもたちの命を守るため、最新の科学的知見に基づく対応を速やかに、かつ、わかりやすく共有すると共に、いざという場合、クラスターが拡大しないよう、学級閉鎖や学年閉鎖等の速やかな対応ができるよう、現場が判断しやすいガイド等を示していきます。

 

4.総体に、危機への弱さがあらためて露呈した日本を、国家危機管理が強靭な日本に変えるための策を、〇〇立候補予定者はいかにお持ちでしょうか。

 

 ご指摘のとおり、新型コロナウイルスパンデミックは、様々な点で日本の長く続く危機への弱さを露呈させました。一方、それぞれの現場において、日本人のすばらしさを実感させたことも忘れてはなりません。この間に得た経験を糧に、より危機につよい、また、日本人のすばらしさを活かした国づくりを皆さんと共に進めてまいりたいと存じます。

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