すゞろなる記

すずろ【漫ろ】〈形動ナリ〉たいしたものではない。たわいもない。

“как сломать руку”について

как сломать рукуと言う表現を分析してみる。

 

как は疑問を示す副詞との説明であり、日本語では「どのように、いかにして、

なんという、どのくらい」という意味に当たるだろう。

 

сломать を調べると、完了体であることを示す記号とともにломатьを参照せよとある。そこでломатьを紐解くと、不完了体との記号とともに、「(からだの一部を)痛くさせる」と記してある。

 

рукуは、рукa の対格であり、辞書によると「手、腕」となっている。

 

как сломать рукуと繋げると、「腕をどのようにして痛めるか」なので、「腕の折り方」と訳すのがこなれた表現かもしれない。

 

完了体動詞と不完了体動詞の説明については、東京外国語大学のホームページによれば、以下のようになっている。

完了体動詞  -具体的な一回の動作の完了・終了と結果を表す。


不完了体動詞-完了・不完了にかかわりなく、どのような動作を行うかという動作の事実、動作の種類、 過程、 反復を表す。

 

deeplを活用して、как сломать руку как ломать руку のそれぞれを英訳してみると、両者ともhow to break an arm との訳となった。不完了体による「腕を折る状態」という文章はもともと妙な表現だからなのだろうか、完了体の文章と異なる訳とはならないようである。