日本を取り巻く主要国のGDP推移をグラフにしてみた。
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注:上記中国のGDPに、特別行政区(SAR:Special Administrative Region 香港とマカオ)は含めていない
縦軸の一番下の目盛りは2兆ドル、一番上の目盛りは22兆ドル
平成22(2010)年に、中国のGDPが日本を上回った。
以来、上位2カ国(米国、中国)は右肩上がりの一方、3位の日本、4位のドイツは停滞したままとなっている。
次に、2019年時点で上位3位から14位までの各国のGDP年間推移をグラフにしてみる。上位14位としたのは、地政学上重要な豪州(オーストラリア)が14位であるため。
3位の日本、4位のドイツと比べ、5位以下の国の推移が見づらい。
5位~14位の順位を表にしてみると、以下のとおりとなる。
赤色と青色は、順位の入れ替えを示す。
この表を参考に、「2008年から2019年の間に、5位~8位に入ったことのある国」をグラフにしてみる。
縦軸の一番下の目盛りは1兆2000億ドル、一番上の目盛りは3兆2000億ドル
5位、6位を英国、フランスが競っていたところ、右肩上がりのインドが抜き去ってしまった。
イタリアはなだらかに落ち込む一方である。
ロシアの変動が激しいのは、資源に依存する経済構造のためだろうか。
上記のグラフに載っていない国(カナダ、韓国、スペイン、豪州)と、変動の大きいロシアをグラフにまとめてみる。
縦軸の一番下の目盛りは9000億ドル、一番上の目盛りは2兆3000億ドル
2019年時点においては、同水準の国は
1兆7000億ドル付近でカナダ、ロシア、韓国
1兆4000億ドル付近でスペイン、豪州と読めるだろう